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化学療法科の看護師、仕事内容の大変さはトップレベル
化学療法科の看護師は仕事内容の大変さで有名な科です。新米の看護師がどういった科を希望しているかは皆さんも興味がおありと思いますが、外科や小児科、救急救命を希望する人が多いようです。
これは何を重視しているかと言えば、仕事内容の大変さよりもむしろドラマや映画なんかの影響を受けたかたちになります。この選び方がいいか悪いかは別として、今回は化学療法科の仕事内容の大変さをお伝えするコラムですので、まずは色々な意味で仕事内容が大変な科のトップ3を挙げてみましょう。
化学療法科の看護師 仕事内容の大変さランキングでは第3位
化学療法科の看護師を仕事内容の大変さランキングで格付けすると、第3位になります。
1位は大体予想が付くでしょう、『救急救命・ICU」です。仕事内容が大変な理由は忙しさですね。緊急性の高い患者が次々と運ばれ時間も何も関係ない為です。
2位は『小児科や産婦人科』です。生命の誕生に立ち会えたり、子供と触れ合える魅力的な仕事内容ですが、その分責任も重く、またモンスターペアレントの対応も大変な理由に入ってきています。
そして3位が『化学療法科・循環器系・脳神経系』。仕事内容としては専門知識を要するものが多く、また末期の患者に付き添い最期を看取ることもあり、知識面精神面で大変ということで敬遠されがちです。
化学療法科 看護師の仕事内容が大変な第1のポイント
化学療法科の看護師の仕事内容が大変なのは、『豊富なリテラシーが必要』ということが大きいです。化学療法科の看護師、即ち私は『がん看護』に携わっています。
がんとは何か、どういう特性を持っているのか、患者はどのステージに属するのか、手術が必要か、完全摘出できるのか、抗がん剤の投与が必要か、抗がん剤にはどういう種類があり、どういう薬理効果があるのか、投与した場合の副作用はどうか、抗がん剤以外にどういう治療法を選択できるのか、転移する可能性はあるのか、手術や化学療法が成功しなかった場合はどうするのか、予後について、緩和ケアやホスピスについてまで様々な知識が必要となります。
そして、当然今挙げたものは、患者やその家族から質問されます。つまり、全て理解した上で誤解のないように丁寧にお答えしていく必要があります。これは化学療法科の看護師の、とても大事な仕事内容です。
その中で大切なことは、質問されて分からなければ、あやふやに答えず必ず医師か他の看護師に聞いてから回答するということですね。誤った回答をすれば患者とその家族を不安に陥れてしまったり、信用を失うことがあります。
看護師個人の信用だけならまだしも、最悪転院してしまったり、病院の評価を下げることにも繋がりますし、訴訟問題に発展することもあります。そんなことになっては大変です。
化学療法科において質問を受けるのは、医師よりも看護師の方が多いのが現状ですね。医師は看護師よりも忙しく、また質問しづらいというイメージがあるそうです。
化学療法科の看護師は、医師と患者の間に入り、一番親身になって支えることが求められています。仕事内容は大変かもしれませんが、確実にやりがいのある仕事だと思っています。
化学療法科の看護師 仕事内容の大変さ第2ポイント
化学療法科の看護師が仕事内容を大変だと感じる次のポイントは、『患者の生き方に影響を与える』ということです。
がんの摘出手術を終えた患者であれば、自分の体の一部を切除したことによるショックや転移の不安等がありますし、抗がん剤を投与した患者であれば、副作用の不安を抱えています。また全ての患者は社会に復帰できるかどうか、もちろん生死にかかわる不安等、他にも様々な不安を抱えています。
そういった中で化学療法科の看護師は、治療に過度な期待をさせることなく、かといって不安を抱かせることなく、常にコミュニケーションとりながら、日々精神的なケアを行っていくことが必要です。
この仕事内容で看護師に必要なのは豊富な知識で論理的に説明する力よりも、患者の立場に立ち、患者を理解するという能力です。
常に患者に意識を向けて、どういう精神状態にあるかを見極め、患者のQOL(Quality Of Life:生活の質)を向上させる為に何をすべきかを常に問いながら仕事に当ります。
医師は患者に歩み寄る時間も限られていますが、看護師は多くの時間を患者と共有します。自分の仕事内容が患者とその家族に大変な影響を及ぼすということを自覚し接していかなければなりません。
これは非常に大変なことですが、一方で遣り甲斐を感じられる仕事内容です。このように化学療法科の看護師の仕事内容は大変ですが、こうしたやりがいを感じてみたい、スキルアップしてみたい、そう思われた方は是非化学療法科の門を叩いてみて下さい。
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執筆者情報
化学療法科の看護師 求人と転職について 編集部
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