当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

化学療法科の看護師の志望動機

化学療法科の看護師 志望動機で一番多いのは、がんが日本人の死因のトップであるという背景に基づくものです。がん看護に従事すれば、それだけ多く患者の命を救うことに貢献できるというものです。

責任の重さや大変さを挙げながらも、そこにやりがいを求めている方が多くみられます。また親族や知人が化学療法科の看護師だったり、親族や知人をがんで亡くしたことから化学療法科を志望する方も多くみられます。

化学療法科の看護師 志望動機の1位は「日本人の死因トップ→貢献ができる」

化学療法科の看護師 志望動機で最も多いのは、がんが日本人の死因のトップであることと関係したものです。

昭和26年までは肺炎が日本人の死因トップを走っていましたが、これを境に脳血管疾患(くも膜下出血・脳梗塞・脳出血等)がトップとなり、昭和56年からはずっとがんがトップとなっています(不慮の事故が多い年もありますが、これは阪神淡路大震災や東日本大震災等の大規模災害による影響です)。

がんが死因トップで、かつ右肩上がりに患者数が増加していることから、日本人の食生活の変化やストレス社会等ががんの原因とする見方もありますが、それ以上に実は高齢化社会となったことが一番ドラスティックな変化を齎しています。

なお、食生活による影響がみられる疾患としては死因2位の心疾患(心筋梗塞・狭心症等)ですね。

話が逸れましたが、私がなぜ看護師として化学療法科、がん看護を志望したか。それは先程よくある化学療法科 看護師の志望動機の中にも挙げた「身内をがんで亡くした」というパターンです。私は高校生の頃に祖父を胃がんで亡くしました。

当時はちょうど男性のがんの部位別死因で、胃がんが肺がんに抜かれる抜かれないの話をしていた時でした。今では肺がんが1位で、2万人くらいの差がありますね。

ただ、罹患数は今でも胃がんが1位です。胃がんは基本的に早期発見で治癒率が高いのですが、私の祖父は進行性の胃がん(固有筋層より深く浸潤している)ステージ3b(多臓器転移)でした。

進行胃がんの治療は今でこそ術前の化学療法が確立しつつあるので5年生存率が80%近くまできていますが、当時はステージ3bだと生存率が30%程度しかありませんでした。

祖父が進行胃がんと告げられてから亡くなるまでは、余命宣告よりも大分早く1ヶ月程度でした。今思えば当時私は受験で忙しい時期でしたので、敢えて家族から実際の余命を伏せられていたと思うのですが、本当にあっという間でした。

その間に祖父は苦しんだのか安らかであったのか結局私が知ることがありませんでしたが、大好きな祖父の死に大変な衝撃を受けました。私自身が何もできなかったことと、医療自体の無力さを感じた私は、これを機に当初は化学療法科の看護師ではなく医師を志望しました。

化学療法科の看護師 志望動機こそがその人の仕事の質に繋がる

化学療法科の看護師 志望動機だったはずが私個人の志望動機になってしまって恐縮ですが、このような流れで化学療法科を志す方も多いと思うので、続けさせて貰いますね。

さて、当初は化学療法科の看護師ではなく医師になりたいという夢を持ったわけですが、普通の成績だった私が急に医学部に進路変更できるわけもなく、結局は私立大学で生命科学に携わることになりました。

最終的に大学院で修士課程まで進み、腫瘍抑制遺伝子の研究に勤しみましたが、私が研究で出した成果が例え学会で認められたとしても、実際に工業化(新薬や遺伝子治療技術等の商品化)されるまでには膨大な年数を要する為、もちろん大切な使命を負っていることを自覚しながらも、もどかしさを感じました。

そこで私は研究者としての道を諦め、がん治療薬に特化した製薬企業に就職しました。有機合成の知識がなかった為、製薬を行う研究職にはつけず、MR(医療情報担当)として大学病院の医師に対して抗がん剤の営業を行っていました。

しかし、実際に患者に触れない営業マンでは、実際にその薬がどう成果を上げているかが見えづらかったですし、常にノルマに追われてしまい本来の目的を見失ってしまうことがしばしばありました。

そこで私は患者一人一人と向き合う仕事に就きたいと考えるようになりました。そしてついに患者により近い立場で接することができる化学療法科の看護師、という選択肢が出てきました。

気付いた時には製薬会社を辞し、看護専門学校に通っていました。そこからは多くの看護師と同じように看護師免許を取得し、その後大学病院の化学療法科に就職し、認定看護師となりました。

最新のがん治療の研究者でもなく、新規の抗がん剤を売る営業でもなく、いかにがん患者に近い距離で接し、早く直接貢献できるかを考えた結果、化学療法科の看護師になるという結論に行き着きました。

これまでコラムで化学療法科の仕事内容の大変さや給料についても言及してきましたが、どの科に入ってもさほど給料は変わりませんし、忙しいですし、責任の重さも当然変わりません。

まずは自分が何をしたいのか、譲れない軸をつくり、理想の看護師像を築き、その上で自分に合う科を選択していくしかないと思います。理念がなければどの科に入っても続きません。志望動機の質が働き方に反映します。

・・・と厳しいような事を言いましたが、結局のところ自分一人で抱えてしまうのも良くありません。そういうときは、看護師転職サイトに相談してみて下さい。納得のいく筋道が見えて、スッキリしますよ!


執筆者情報

株式会社ドリームウェイ化学療法科の看護師 求人と転職について 編集部

化学療法科の看護師 求人と転職については、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。


このページの先頭へ